COVID-19の広がりにより、テレワーク・遠隔授業・国内外の移動制限やStay Homeが推奨されるようになった。
在住外国人にとって、移動制限により帰国できず、生活習慣・社会制度・母国語も異なる日本で、地域とのかかわりが減少することは、非常に深刻な問題である。
職場や学校で入手できていた生活情報や公的機関への申請書作成、また緊急時の対応に必要な情報が不足し、在住外国人にとっては日常生活を営むことも困難な状況となってきている。
長崎市役所のウェブサイトでは、COVID-19の検査・予防に 関して、英語、中国語、韓国語では表記されているが、近年長崎市で在住人口が増加してきているベトナム、フィリピン、ネパール人の言語には対応していない。さらに、COVID-19によって、在日外国人が遭遇するであろう仕事、住居などの問題への対応に関する情報は記載されていない。
そのような状況の中で、NPO法人Treasures of The Planetは、多くの外国人留学生と共に学び、協力してきた実績をもつ長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科の学生たちや、長崎留学生支援センター(https://nagasaki-issc.org/)のスタッフとのネットワークを活用し、長崎市在住外国人が直面している具体的な問題を把握し、支援したいと考えるに至った。
長崎市在住外国人たちを対象にインターネット・アンケートや、面談インタビューを実施し、COVID-19の広がりにより、長崎市在住外国人たちが具体的にどのような問題に直面しているか、生の声を集める。